マウスにおける軽さとは絶対正義である。軽ければ軽いほど、動かせるスピードが速くなり、使いやすくて疲れにくいマウスになる。それを突き詰めたのがファイナルマウス製のウルトラライトプロだ。このマウスが大人気になったことで、この穴だらけの形状(ハニカム構造)のマウスを作る会社がぽつりぽつりと出始めており、流行の兆しを見せている。昨今は無線のゲーミングマウスも流行っているが、圧倒的な軽さを実現できるのは有線マウスだけとも言えるのでこれはひとつの究極の形とも言える。これはハニカム構造の初代とも言えるマウスなのでケーブルが硬いなどの欠点もあるが、後続のマウスはそれを払拭する進化を遂げている。大きめのマウスなのでRazer DeathadderやSteelSeries Rivalなどの大きいマウスを使っている人に特におすすめだ。
長所
〇圧倒的に軽い。ゲーミングマウスの中で最軽量クラス(同シリーズ内での序列あり)。
〇徹底したドライバレス主義。どんなPCでもつなげばすぐプレイできる。オフライン大会向き。
〇リフトオフディスタンスが1mm前後と短くて使いやすい。
〇どのDPIでも安定動作するトップクラスのセンサー。
〇万人受けする持ちやすい形状。どんな持ち方でも違和感がない。
短所
×ケーブルが硬い(色違いのファントムは柔らかい)。
×入手しにくい。国内の代理店でも在庫切れが多数。生産に時間がかかる模様。
×ボタン割り当てやLED機能、マクロ機能などがない。
×ポーリングレートが500Hz固定。非公式で他社のドライバを導入すれば設定可能。DreamMachine DM1 PROと基盤が同じなのか、ドライバを流用可能で、ボタン設定やポーリングレート設定ができる。ただし、挙動がおかしくなる可能性もあるので自己責任で。
公式画像
色違いモデルに性能差も
・Ultralight Pro Competition White(白):通常モデル
・Ultralight Pro Matte Black(黒):通常モデル
・Ultralight Sunset(オレンジ):表面はゴム加工。
・Ultralight Phantom(星屑模様):硬いケーブルを柔らかくて摩擦抵抗が低い「ファントムコード」に変更したモデル。黒のボディに白の点をまぶした色で、ひとつひとつの模様が違う個性的な製品。表面はゴム加工。
製品仕様
・通信方式:有線
・センサー:光学センサー、Pixart製のPMW3360
・形状:右利き専用
・トラッキング速度:250IPS
・解像度:400、800、1600、3200dpi
・大きさ:横60mm、縦128mm、高さ40mm
・重量:約67g
・メインボタンスイッチ:オムロン製、D2FC-F-7N (20M)、耐久性2000万回
・サイドボタンスイッチ:無名ブランド
・ホイールエンコーダー:TTC製、24回刻み
・リフトオフディスタンス:布製マウスパッドで1.0~1.2mm
・マイクロプロセッサ:32bit ARM
・ドライバレス機能あり
・マクロ機能なし
・レポートレート:500Hz
・LED:非搭載
・ボタン数:6個
・加速:なし
・直線補正:なし
・ケーブルは硬め
・センサー位置:中央
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