「EC1-B」は「EC1-A」のマイナーチェンジモデルだ。詳しい違いは下記の通り。ZOWIEによると後継品ではなく、あくまで異なる使い勝手を持っているということ。ただ、こちらの方がセンサーが新しくなっていて明らかに改良されているので迷うくらいだったらこっちを選べばいいと思う。同時に発売された「EC2-B」が小さいモデルで、こちらはより大きい手の人に合うビッグサイズだ。
ZOWIEのECシリーズは、カウンターストライクの伝説的プレイヤーであるHeaton氏が監修したモデル。本名がEmil Christensenのため、頭文字を取ってECシリーズとしている。2010年に登場した「EC1」から外観はほとんど変わっておらず、内部のセンサーなどを改良していったモデルになる。大きい方が1、小さい方が2というのは歴代シリーズも同じ。昔は小さいゲーミングマウスがあまりなかったのだが、EC2は日本人の手に合う小さい貴重な存在だったので今でも根強いファンがいる。2012年に「EC1 eVo、EC2 eVo」が出て、2014年に「EC1 eVo CL、EC2 eVo CL」が登場、そして2015年に「EC1-A、EC2-B」が発売という形で年々アップデートを続けてきた。
EC1-Aとの違い
・センサーがPMW3310からPMW3360へ。センサーの追従性能が高くなった。
・リフトオフディスタンスも0.5mm以上短くなった。
・マウスホイールの色が黒くなった。
・底面のボタンが2つになってポーリングレート変更がしやすくなった。
・マイクロコントローラーがバージョンアップ。
・表面加工が違う。EC1-Bはツルツルの光沢加工。EC1-Aはマット加工でさらさらした肌触り。
・底面のソールが違う。EC1-Bは四隅に小さくて白いソールと、センサー周りにドーナツ型のソール。EC1-Aは上下に半円の大きい黒いソール。ソールが小さい方が滑りやすいため、新しいEC1-Bの方がより滑る。
長所
〇徹底したドライバレス主義。どんなパソコンでもつなげば即プレイできる。
〇プレイに直接関係がないLED機能などがないことで不具合が起きにくい。
〇どのDPIでも安定動作するトップクラスのセンサー。
〇万人受けする持ちやすい形状。どんな持ち方でも違和感がない。
〇ケーブルが非常に柔らかい。
短所
×有線にしてはやや高い。
×解像度が3200DPIまで、400dpiごとにしか選べない。
×やや重い。
×スイッチの耐久性やトラッキング速度など未公開な情報がある。
×LED、マクロ、加速、直線補正などがない。
画像
製品仕様
・通信方式:有線
・センサー:光学センサー、PixArt Imaging製 PMW3360
・形状:右利き専用
・トラッキング速度:未公開
・解像度:400/800/1600/3200DPI
・大きさ:横69mm、縦128mm、高さ43mm
・重量:約94g
・メインボタンスイッチ:Huano製、耐久性未公開
・ホイールエンコーダー:16回刻み
・リフトオフディスタンス:1.2~1.5mm
・マイクロプロセッサ:Cypress Semiconductor製、「CY7C64356-48LTXC」、8bitプロセッサ。
・ドライバレス機能あり
・マクロ機能なし
・レポートレート:125Hz、500Hz、1000Hz
・LED:非搭載
・ボタン数:5個
・加速:なし
・直線補正:なし
・ケーブルがビニールでやわらかめ
・最大加速:未公開
・保証期間:1年間
・センサー位置:中央
・発売日:2018年1月26日
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