ZOWIE公式によると2015年型の「EC2-A」は2018年型の「EC2-B」の前世代モデルというわけではなく、あくまで異なる使い勝手を持っているとのこと。同時に発売された「EC1-A」が大きいモデルで、こちらはより小さい手の人に合うサイズだ。
ZOWIEのECシリーズは、カウンターストライクの伝説的プレイヤーであるHeaton氏が監修したモデル。本名がEmil Christensenのため、頭文字を取ってECシリーズとしている。2010年に登場した「EC1」から外観はほとんど変わっておらず、内部のセンサーなどを改良していったモデルになる。大きい方が1、小さい方が2というのは歴代シリーズも同じ。昔は小さいゲーミングマウスがあまりなかったのだが、EC2は日本人の手に合う小さい貴重な存在だったので今でも根強いファンがいる。2012年に「EC1 eVo、EC2 eVo」が出て、2014年に「EC1 eVo CL、EC2 eVo CL」が登場、そして2015年に「EC1-A、EC2-B」が発売という形で年々アップデートを続けてきた。
EC1-Bとの違い
・センサーがPMW3310。EC2-BはPMW3360。センサーの追従性能自体は低い。
・リフトオフディスタンスが平均して0.5mm以上長い。EC2-Bの方が短い。
・マウスホイールの色が白。EC2-Bは黒。
・底面のボタンが1つ。ポーリングレート変更がしにくい。EC2-Bはボタンがふたつ。
・マイクロコントローラーが旧世代。
・表面加工が違う。EC2-Aはマット加工でさらさらした肌触り。EC2-Bはツルツルの光沢加工。
・底面のソールが違う。EC2-Aは上下に半円の大きくて黒いソール。EC2-Bは四隅に小さくて白いソールと、センサー周りにドーナツ型のソール。ソールが小さい方が滑りやすいため、新しいEC2-Bの方がより滑る。
長所
〇徹底したドライバレス主義。どんなパソコンでもつなげば即プレイできる。
〇プレイに直接関係がないLED機能などがないことで不具合が起きにくい。
〇どのDPIでも安定動作するトップクラスのセンサー。
〇万人受けする持ちやすい形状。どんな持ち方でも違和感がない。
〇ケーブルが非常に柔らかい。
短所
×有線にしてはやや価格が高い。
×解像度が3200DPIまで、400dpiごとにしか選べない。
×やや重い。
×スイッチの耐久性やトラッキング速度など未公開な情報がある。
×LED、マクロ、加速、直線補正などがない。
製品仕様
・通信方式:有線
・センサー:光学センサー、PixArt Imaging製 PMW3310
・形状:右利き専用
・トラッキング速度:未公開
・解像度:400/800/1600/3200DPI
・大きさ:横64mm、縦120mm、高さ40mm
・重量:約93g
・メインボタンスイッチ:Huano製、耐久性未公開
・ホイールエンコーダー:16回刻み
・リフトオフディスタンス:1.3~2.1mm
・マイクロプロセッサ:Cypress Semiconductor製、「CY7C64215-28PVXC」、8bitプロセッサ。
・ドライバレス機能あり
・マクロ機能なし
・レポートレート:125Hz、500Hz、1000Hz
・LED:非搭載
・ボタン数:5個
・加速:なし
・直線補正:なし
・ケーブルがビニールでやわらかめ
・最大加速:未公開
・保証期間:1年間
・センサー位置:中央
・発売日:2015年2月13日
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