マウスにおける軽さとは絶対正義である。軽ければ軽いほど、動かせるスピードが速くなり、使いやすくて疲れにくいマウスになる。それを突き詰めたのがファイナルマウス製のウルトラライトプロだ。このマウスが大人気になったことで、この穴だらけの形状(ハニカム構造)のマウスを作る会社がぽつりぽつりと出始めており、流行の兆しを見せている。昨今は無線のゲーミングマウスも流行っているが、圧倒的な軽さを実現できるのは有線マウスだけとも言えるのでこれはひとつの究極の形とも言える。
初代のFinalmouse Ultralight Proの欠点を克服して更に軽くしたのがAir58 Ninjaだ。初代のUltralight Proはケーブルが硬かったため、自費で改造する人も現れるほど不評だった。それを改善したこのマウスは無線ゲーミングマウスに匹敵する使いやすさを手に入れた。そして初代はサイドボタンの部分はハニカミ構造になっていなかったが、両側どちらも採用することで8gの軽量化に成功した。Ninja選手の監修ということで日本リスペクトが入っており、松尾芭蕉などの有名な詩人が読んだ詩がホイールに刻まれている。8種類あってどれが届くかはお楽しみとのこと。大きめのマウスなのでRazer DeathadderやSteelSeries Rivalなどの大きいマウスを使っている人に特におすすめだ。
長所
〇圧倒的に軽い。ゲーミングマウスの中で最軽量クラス。
◎ケーブルが非常に柔らかくて使いやすい。まるで羽が生えたよう。
〇徹底したドライバレス主義。どんなPCでもつなげばすぐプレイできる。オフライン大会向き。
〇リフトオフディスタンスが1mm前後と短くて使いやすい。
〇どのDPIでも安定動作するトップクラスのセンサー。
〇万人受けする持ちやすい形状。どんな持ち方でも違和感がない。
短所
×入手しにくい。国内の代理店でも在庫切れが多数。生産に時間がかかる模様。
×ボタン割り当てやLED機能、マクロ機能などがない。
×ポーリングレートが500Hz固定。非公式で他社のドライバを導入すれば設定可能。DreamMachine DM1 PROと基盤が同じなのか、ドライバを流用可能で、ボタン設定やポーリングレート設定ができる。ただし、挙動がおかしくなる可能性もあるので自己責任で。
公式画像
色はCherry Blossom Red(桜の赤)とCherry Blossom Blue(桜の青)の2種類。
製品仕様
・通信方式:有線
・センサー:光学センサー、Pixart製のPMW3360
・形状:右利き専用
・トラッキング速度:250IPS
・解像度:400、800、1600、3200dpi
・大きさ:横60mm、縦128mm、高さ40mm
◎重量:約58g
・メインボタンスイッチ:オムロン製、D2FC-F-7N (20M)、耐久性2000万回
・サイドボタンスイッチ:無名ブランド
・ホイールエンコーダー:TTC製、24回刻み
・リフトオフディスタンス:布製マウスパッドで1.0~1.2mm
・マイクロプロセッサ:32bit ARM
・ドライバレス機能あり
・マクロ機能なし
・レポートレート:500Hz
・LED:非搭載
・ボタン数:6個
・加速:なし
・直線補正:なし
◎ケーブルはかなり柔らかい
・センサー位置:中央
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